ラジオ体操とスワイプファイルの意外な共通点

from 成澤将士

僕の会社はコロナの影響もあって、2年前から全員在宅で仕事をするようになったんだけど、僕も在宅でやってみて思うのは、やっぱりメリハリをつけるのが難しいということ。

そもそもプライベート空間である自宅はリラックスする場所だから、そこで仕事モードに切り替えるのはかなり難しいんだけどね。

在宅ワーク中に行き詰まったり眠くなった時は散歩に出かけて気分転換をするようにしているけど、最近は寒かったりで外に出ない時も多くなってきた。

 

そんな時に眠気解消や運動不足解消としてオススメなのが、ラジオ体操。

 

ラジオ体操をやると、全身の筋肉や関節がまんべんなく動いて身体中のコリがほぐれるし、眠気も一発で吹き飛ぶし、なかなかの優れものだったりする。

 

ちなみに小学生の夏休みの定番でもあるラジオ体操、僕の田舎は東北だったので夏休みが一週間短くて、ラジオ体操カードが最後まで埋まる前に2学期が始まっていた。

「ラジオ体操カードは25日までにすればいいの何で一週間余分にあるんだろう?余白がもったいないな」って、当時は毎年不思議に思っていた。

 

ちょっと脱線しちゃったけど、このラジオ体操の動きは誰でも知っているし、ほとんどの人は音楽がかかれば自然とできるだろう。

 

でも、誰もがそれなりにできるラジオ体操だけど、そもそもの正しい体の動きで再現できる人は、実はあまりいなかったりする。

 

僕は中学生の時の体育の先生が結構厳しい人で、入学してすぐにこのラジオ体操を徹底的に教え込まれた。

この動きにどんな目的があるのか、この動きの時にどこの筋肉を意識してどう動かすのがいいのか、 挙げる手の角度はどのぐらいなのか、 足はどのぐらい開けばいいのか、つま先はどちら側に向けるのか、それはそれは細かく指導されて、ラジオ体操のテストまであった。

実際手の指先まで意識を集中させて行う正しいラジオ体操は、実は結構きつい運動だと気付かされたし、本気でやるラジオ体操ってハタから見てても結構美しいんだよね。

 

んで、ラジオ体操をしながらそんなことを思いかえしていたら、何だか「スワイプファイルもラジオ体操に似てる」なぁと思った。

 

ライティングをする時に「スワイプファイルを使いましょう」というのはよく言われることだし、ほとんどの人がスワイプファイルを使ったことがあるだろう。

スワイプファイルという「型」があることで、先人たちの英知も借り失敗も減らせるし、作業時間も短縮できる。

 

でも、「正しく」スワイプファイルを使えてる人って、結構少なかったりするんだよね。

 

スワイプファイルは、それを真似れば確実に上手く書けたり反応が取れるようなアイテムではない。

スワイプファイルの中に詰まっている「目的」や「狙い」を理解して、自分の状況に合わせて適した状態にアジャストして活用していくことが、正しい使い方だと僕は思う。

 

つまり「型を真似る」という行動をするときに重要なのは、型をなぞることじゃなくて型を「理解する」こと。

「ラジオ体操」だって、その動きの目的や狙いを理解して再現しようと動いている人と、何となく流れに合わせて動いている人では、動きの美しさ、効果や体感に圧倒的な差が生まれる。

 

だから、ここを意識しないでやる写経なんて、たとえ何百回やってもほとんど意味がない。

数をこなすうちに唐突に真理に気づくことも稀にあるだろうけど、それよりは最初から意識しながらやった方が絶対良いよね。

 

それとたまにライティング初心者の人に、「スワイプファイルの口調もマネた方が良いですか?」って聞かれることがあるんだけど、今日のこの話が僕の答え。

 

ということで、スワイプの使用もラジオ体操も、理解を努めながら正しく行いましょう。

 

 

PS:今はネットで図解や動画で正しいラジオ体操の方法が簡単に見られるので、良かったらやってみて。なかなかいい運動になるよ^^

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