From:成澤将士
「書くのに時間がかかるんです。どうしたら早く書けるようになりますか?」
これは駆け出しのライターさんから必ずといっていいほど聞かれる質問。
そして僕も初めの頃は同じ悩みを持っていた。
まず、書く前に頭の中で、ざっとスケジュールを組んでみる。
無理のない現実的なスケジュール。
なのに、いざ書いていくとその通りにはまったく進まない。
納期が近づいているのにサッパリ終わらない。
結局時間に追われて、夜更かししながら必死にライティング。
夏休み最終日に泣きべそかきながら宿題をやっている小学生、彼らもきっとこんな気持ちなんだろうかと、変な共感しちゃったりね。
当時の僕は、どうにか短時間で書けないだろうかと、色々試した。
時間短縮系の本を読んでみたり、新たな教材を買ってみたり、セミナーに行って講師に聞いてみたり、タイピングソフトでタイプ練習したりと、本当に色んな事をしてきたしずいぶん出費もかさんだ。
でも、だいたいどれも期待外れ。
思い返せば、その当時の僕は、短時間でレターを書き上げる先輩たちを見て、
「何か僕の知らない秘訣やとっておきの方法があるに違いない。そしてそれを内緒で使っているんじゃないか?」
そんな風にさえ思っていた。
もしかしたらあなたもそんな風に思ったことがないだろうか?
だから今日は僕が色々やってみた結果、見つけた方法をシェアしようと思う。
短時間でレターを書き上げるのに必要なたった一つの方法とは、、、
「いっぱい書く」
たったこれだけ。
えっ?
いやいや、そんなことじゃなくてもっとテクニック的な事があるでしょ?
そんな声が聞こえてきそうだけど、本当にこれだけ。
ガッカリさせたなら申し訳ない。
確かに短時間で書き上げる「コツ」みたいなものは人それぞれ持っている。
でも、大事なことは誰かが見つけたテクニックや方法をマネすることじゃなくて、それ以前の、自分の技術の問題。
つまり「慣れ」が足りなかったことが、短時間で書けない最大の原因だと思う。
どんなことでもそうだけど、最初は時間がかかるし上手くいかないもの。
それでも繰り返すうちにコツや要領が掴めてきたり、スピードや確度が上がってくるものなんだよね。
僕ら人間は少しでもしんどいと、すぐに楽な方法を探す。
魔法の薬が欲しいんだよね。
これは本能だから仕方ない。
でも、本当の意味で楽をしたいなら、短時間で最大の効果を求めるならば、他に方法を求めて寄り道をするんじゃなくて、地道な積み重ねがモノを言うんじゃないかな。
ちなみに、ライティングスピードを上げたいのであれば、まずはどれぐらい時間がかかっているのかちゃんと計測してみることをおススメするよ。
意外と体感と実数値って違うことがあるからね。
そうやって計測しながら、次は5分で良いから早く書きあげるとか、目標を持って追うのがベスト。
何でもそうだけど、明確な数字の把握と適度な負荷の両方がないと、成長スピードは全然変わってくるからね。
早く書けるようになれば、その分見直しや編集に時間をかけられるからクオリティが上がるのは間違いないし、書く本数を増やせればその分収入も増えるかもしれない。
そう、早く書けることはメリットしかないのだ。
だから、早く書けるようになるために、まずはブログでも良いし好きな商品のレターでも良いし、とにかく何でもいいから書いて書いて書きまくろう。
それが一番の近道なのだから。