コンビニ商品とライティングの意外な共通点

from 成澤将士

この間TVで、お弁当やお惣菜、スイーツなど、コンビニのオリジナル商品の開発舞台裏みたいなものをやっていた。

そこで商品開発担当の人が言っていた事が、まんま僕らの業界と同じ視点や意識で、やっぱりそういうの重要だよね。って思わず頷いてしまったシーンがあった。

それは商品パッケージについての話をしていた時のこと。

 

番組側の「パッケージは何を意識しているか?」って質問に対して担当者は「2秒で中身が分かることが重要」と答えていた。

 

お客さんが陳列された多くの商品の中からどれが良いのか選ぶとき、1つの商品にかける時間がおよそ2秒らしくて、その2秒以内に見た目と文字情報から味の想像をして買うかどうかを決めているという。

なので、パッケージは「分かりやすさと見た目」が重要で、仮にどれだけ美味しくてもパッケージが良くないときはボツ(または改善)になるそうだ。

 

調理工数をいかに減らすかや、流通過程で見た目が崩れないか等、コンビニ商品特有の問題があって、この「見た目」を完成させるまでは多くの苦労があることを知れたのはとても面白かったけど、今日話したいのはそっちじゃない。

 

僕が話したいのは、そう、あなたも思った通り「2秒」の方。

 

これって、僕らの業界で言えば「ファーストビュー」や「ヘッドライン」を見た人が、続きを読むかどうか決めるまでの時間なんだよね。

ちなみに現代のスマホ社会では、その判断の秒数は2秒よりも縮まってきているのは間違いないだろう。

 

ヘッドラインはとても重要な部分で、昔から「広告の80%を決めるパーツ」と言われている。

ヘッドラインがマズければ、そのあとどれだけ秀逸な内容が書かれていても読まれないんだから当たり前だよね。

 

だから、ヘッドラインは全身全霊をかけて作る必要がある。

間違っても、ヘッドラインを適当に決めたり、思い付きで決めたりしちゃいけないんだよね。

 

特に最初のころは最低でも30個ぐらいは書き出して、組み合わせたり推敲したりしながら作り上げるのが正しい方法。

 

ちなみに、一般的に「良いヘッドライン」には

・独自性やユニークさ
・具体性
・ベネフィット
・緊急性

この4つの要素が含まれているのが良いと言われている。

 

この要素は状況や内容、目的によって少し変わってきたりするけど、これらの要素が減れば減るほどショボくなっていくのは間違いない。

 

なので、自分でセールスレターを作った時には、ヘッドラインにこれらが含まれているか、セルフチェックをしてみるのもオススメ。

 

見込み客の「ファーストインプレッションでその後の運命が決まる」って意味では、コンビニ商品も僕らの作るものも同じ。

そんな風に思うと、なんだか商品開発の人にシンパシーを感じて後日その新商品を見てつい応援買いしちゃったけど、買って後悔のない美味しさだった。

 

ということで、「最初の2秒に全力投球」忘れず憶えておいてね。

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