やっぱり正直者が最も強かった件

from: 藤村紀和

 

今月から消費税が上がりました。
何か事前に購入されましたか??

 

今回の増税は、ニュースを見るに
市民に駆け込みするほど体力も無いのか、
アップ率が2%だからなのか、
駆け込み需要の話題が殆ど無かったですね。

 

軽減税率(実際は軽減ではなく据え置きなんだが)
をめぐるドタバタは数多く報道されました。
結局小さな企業や個人でやってるところが
一番ツライんじゃないかと。。

 

キャッシュレス決済で5%戻ってくるのも
1年くらいの期間限定。
お店で設備導入するには百万円規模でかかる。
今業者からの手数料に上限かけられていても、
やがて上げられて泣き寝入りになるでしょう。

 

 

零細企業や個人商店では、
「導入費用かけるなら、人入れた方がいい」
なんて声が多いですね。

 

 

 

となると、集客増やしたり利益を増やすための
施策をどうするか、です。

 

一般的には商品サービスの値上げをします。
でもこれは抵抗感が強いですね。

 

自分が行く個人の店なんかでは、
今まで8%税込だった価格に対して
今月からそこに10%乗せる様になった。

 

「それ、なんか変じゃない?」
競合があればそっちへ流れますね…

 

 

だからといって、
価格据え置きして、
商品の量や質を下げる
という対処法もあります。
(いわゆる『ステルス値上げ』)

一見増税分の分かりにくい手法ですが、
とても大きなデメリットがあります。
それは、
とにかく「信用を失いやすい」ということ。

 

 

そら氣持ちは分かりますよ…

 

でも説明がない分、
「だまされてる」感がとても強く持たれやすい。

 

 

具体的なケースでは、
江崎グリコのデザート飲料
『ドロリッチ』が有名です。

『新感覚の飲むスイーツ』
というコンセプトで
2007年に発売された『ドロリッチ』

当初は女性客中心に爆売れしました。
発売当初、150円で内容量は220gだったのが、
競合商品の登場で売上げが落ち、
価格を150円据え置きのまま内容量を…、
200g⇒180g⇒120gと減量していきました。

 

表向きは、
・デザインの変更
・成分配合を変えるなど、
リニューアルとしつつも
実質は改悪していったのです。

 

その後容量を180gへ戻したものの、
売上げは減ったまま
2019年3月に生産終了へ。
売上げはピーク時の10分の1までになってました。

 

 

今やこうしたステルス値上げを
指摘するサイトまでできて、
消費者の目がとても厳しくなってます。

 

一度失った信頼を取り戻すのは、
並大抵のことではありません。

 

 

そんななかで、友人の菓子屋では、
正直に説明文を書き、丁寧に説明して
値上げをしました。

 

そしてそれだけでなく、
値上げするけど量も減らすのでなく
ちょっぴり増やす施策を打ちました。

 

もちろん値上げを許せないという層はいるのですが、
値上げは仕方ないという層にはこれが受けまして!
固定客を掴めたというきっかけにもなりました。

 

正直さと、誠実さ。
そしてそれを理解してくれるお客さんを
ターゲットに。

これってまさしく、
ダイレクト・レスポンスマーケティングじゃないですか?

 

これは施策の一例ですし、
必ずしも全てが上手くいくものでもないと思います。

 

でもお客さんと分かち合う…
という発想と誠実さが、今後はより
必要になってくると思いますが、、
あなたはどう感じますでしょうか?