from: 藤村紀和
いきなり変なタイトルですみません(^_^;)
こう書くと、世界80カ国以上で放映された、
球を7つ集めるあの漫画になってしまいますね(笑)
悟空は悟空でも、
天竺目指して旅をした西遊記の方でして。
頭に輪っかがつけられて、
悪さすると締め付けられて痛いという。
このエピソードになぞらえた
マーケティングの記事を読んだので、
何か参考になればと今回は共有したいと思います。
実はこうして書いている今、
とても頭が痛いんです。
眼の疲れ、そして首のコリ。
頭が割れそうにズキズキ痛んでます。
まさしく輪っかで締め付けられている、
悟空の氣持ちはこのようなものか…と。
そしてこの「悟空の氣持ち」という名称は、
ドライヘッドスパのお店の名前なのでした。
今世の中には、
いろいろなマッサージがあります。
それは、マッサージの方法ややり方、
使う道具で差別化していたり、
マッサージする部位で差別化していたり。
このサービスを始められた金田淳美氏。
会計士の仕事をしていた頃酷い頭痛に悩まされてたそう。
そしてマッサージに行っても改善せず諦めていたとき、
自ら「頭のもみほぐし」すればどうだろう?
と閃いたそうです。
まだ世に出ていないジャンル。
マッサージというものが拡がっている今、
価格競争から逃れるには
対象とする範囲を絞っていき、
コアターゲットにしていきます。
マーケティングのステージが進むと
出てくる流れです。
そしてこれを確立するために、
片っぱしから頭のもみほぐしサービスを
受けていきました。
まさしく詳細なリサーチです。
その後自身でメソッドを開発し、
自信を持って開業しても
当初は訴求が伝わりにくかったそう。
頭をもみほぐすと、つい眠ってしまう。
ほら、髪を切っているときに、
うとうとしてしまうことありませんか?
だから寝ると損するという
風潮が強かったそうなんですって。
そこでコンセプトを「癒し」から
即落ちる「絶頂睡眠」という
アミューズメント性に変えることで、
予約待ち3か月の人氣サービスになりました。
新しいかたちの、
リラックスした睡眠を提供するというコンセプト。
絶頂睡眠を死後の世界になぞらえて、
そこからスッキリ蘇る…
なんて世界観を提供してる店舗もあるそうです。
内装やBGMもそれに合わせ統一性を持たせる。
マーケティングの事例として
とても面白いなと読みました。
悩みがある。
適当なサービスがない。
需要はある。
そして見せ方・訴求を工夫する。
こうしてジャンルの先駆者となりました。
新たにサービスを提供する際の、
参考になればと思います。
追伸)
なぜ頭を触ると眠くなるか??
頭皮の表面を丁寧にマッサージすると
刺激で頭皮の血管が拡張して、
その分血圧が下がりリラックスします。
血圧が一気に下がる現象は、
睡眠に入るためのスイッチONになるそうですよ。