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from 成澤将士
僕らライターにとって重要なスキルのひとつに「読みやすい文章を書く」というものがある。
リサーチや添削で他人の書いた文章を見てたりすると感じるのが、読みやすいものと読みづらいものがハッキリ分かれるってこと。
同じ内容について書いていても、スッと読めちゃうものと、なんだか読みづらくて途中で読むのを止めちゃうものがある。
僕ら文章を書く人にとって、頑張って書いたものを読んでもらえないのってツラいよね。
しかも、読まれないってことは「売れない」って事。
そう、僕らにとって「読まれない」って事は死活問題なのだ。
という事で、今回は「読みやすくなる」ちょっとしたテクニックを紹介しようと思う。
その1:難しい(固い)漢字を使わない
パソコンで文字を打っていると、漢字の変換って簡単にできるよね。
んで、ついついどんな言葉も漢字にしちゃいがち。
でも読み手側からると、普段読み慣れていない漢字を使われると単純に読むのが大変なんだよね。
例えば「ありがたい」と「有難い」、どっちが読みやすいかな?
違和感が少しでもあると、それが読みづらさに繋がるから、漢字にするかしないかは意識的に気を付けよう。
その2:句点を繋げない
句点「、」は文章を読みやすくするのにとても有効だよね。
でも、逆効果になる使い方がある。
それは、読点「。」で終わるまでに何度も句点を使う場合。
例えば、
【句点が続くパターン】
昨日は仕事が終わった後、久しぶりに会った友人と一緒に焼肉屋に行って、2軒目はオシャレなバーで季節のカクテルを飲んで盛り上がり、気づいたら終電を逃してしまったので、カラオケで夜通し歌ってました。
【句読点のバランスを考えたパターン】
昨日は仕事が終わった後、久しぶりに会う友人と焼肉屋へ。
2軒目はオシャレなバーに行き、季節のカクテルを飲み盛り上がりました。
気づいたら終電を逃してしまったので、カラオケに行って朝まで歌ってました。
どうかな?
きっと後者の方が読みやすいと思う。
僕の主観だけど、読点「。」で終わるまでに使える句点「、」の数は3個までにすると、わりと読みやすくなるイメージ。
それ以上続く場合は、編集で文字の並びや表現を変えたりと、なるべく読みやすくなるように工夫をする。
こういう「小さな積み重ね」が読みやすさに繋がるから、ホント編集は大事。
前に昌子さんも、【ライティングに時間をかけるな】って話の中で言ってたけど、僕もライティングより編集の方が時間がかかる。
上手なライターほど、この「読みやすさ」に気をつけるし、その分編集にエネルギーを割くんだよね。
という事で、もしあなたが今よりも読みやすい文章を書きたいなら、今日からこの2つのポイントに気をつけてみてほしい。
きっと今よりグッと読みやすくなると思うよ^^