コピーはチーム戦の方がうまくいく

From:昌子 幹

独立してもうすぐ6年。

その間、うまくいったこともあれば
そうでないこともあるわけですが、

身に染みて思うことが
ひとつあります。

それは、

「コピーは一人で作ってても
たいしていいものはできない」

ということ。

例えば、以前
こんなことがありました。

僕はWEBデザイナーと
一緒に仕事をする機会が
多いのですが、

その時も、あるクライアントの
LPの制作を一緒にやっていました。

で、いろいろリサーチをして
そのLPに使うヘッドラインを
いくつか考えました。

自分では、
「なかなかいいのができたな」
と思って、早速その
デザイナーに見せたのですが、

「悪くないんですけど
この商品のペルソナが○○なんで、
そのあたりを
意識したヘッドラインが
もうひとつ欲しいですね」

(ちなみに彼はマーケティングや
コピーについての理解も深いです)

思わずハッとさせられましたね。

「た、確かに。。」

そのアドバイスを踏まえて
考え直した結果、

我ながら会心のヘッドラインが
できあがりました。

デザイナーに見せたところ
「めっちゃいいっすね!」
というリアクション。

そして、実際にリリースすると
結果も上々でした。

もし彼のアドバイスがなかったら
と思うとゾッとします。

と、こんなことは実は
結構な頻度であります。

今回はデザイナーでしたが、
一緒に仕事をしている人からの意見で
ビッグアイデアに気づいたり、
コピーを大きく変えることは
決して少なくないのです。

なぜか?

コピーは一人で作っていると
盲目になるからです。

自分一人でずっと考えて
作業をしていると、

視野が狭くなったり
思考が偏ったりして

本来であれば当たり前のことすら
見えなくなってしまう危険性があります。

今回の件も
「ペルソナを踏まえて」なんて
当たり前の話なんですが、
それすら見えなくなっている、、、

いやー、怖いですね。

そこまでではなくても
コピーを作っているうちに
自分では良いのか悪いのか
わからなくなることはしょっちゅう。

なので、
そうならないためには、
第三者の意見をもらうことは
とても重要なのです。

とりわけ、マーケティングや
コピーのことをわかっている
人からのアドバイスは
とても参考になる場合が多いです。

ぶっちゃけ、僕は駆け出しの頃、

「すごいコピーを書いて
みんなをあっと言わせてやる!」

「誰の手助けもなしに、
自分一人ですごいコピーを作ってやる!」

と意気込んでいました。

自己顕示欲の塊です。。

でも、今ならはっきりわかります。

そんなものは、
ただの思い上がり以外の
何ものでもありません。

コピーライターの役目は、
クライアントにクライアントが望む未来を
実現するためのお手伝いをすること。

そして、その役目を全うできるのであれば、
自尊心が傷つくことなど恐れずに
周りの人の協力や助けを
すすんでもらうべきです。

というより、コピーは、
チームで作った方が絶対に
いいものができると断言できます。

なので、もしあなたが一人で
悶々とコピーを作っているなら
ライター仲間を作ってチームでコピーを作る
ということをぜひ試してみてください。

それでは、また。

 

昌子 幹

 

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