トラブルがきっかけでレンタカー屋の店員さんのファンになった話

From:吉田知也

我が家ではは月に一度、
レンタカーを借りて買い物に出かけます。
 

以前は車を持っていましたが
東京に引っ越して来てからは
月に1、2回しか乗らないので
維持費の方が高くつくため、
手放してしまいました。
 

うちから歩いて5分のところに
レンタカー屋さんがあるので
もう何年もそこを利用しています。
 

近所のショッピングモールでの
買い物がメインなので
車は走ればなんでもいいため、
車を借りるときは値段がお得な
車種おまかせプランでお願いしてます。
ふつうはフィットやヤリスなどの
コンパクトカーがあたるのですが……
 

顔見知りになった店員さんが、
「大きい車が空いているので、
 よかったら乗ってみませんか?」と
いい車をあてがってくれました。
三菱のエクリプスクロスというSUVです。

 

やっぱり、大きな車は
乗り心地がいいですねー。
安定性が全然違います。

しかも、ハイブリット車なので
燃費もすごくいいんだそうで。
走りながら充電してくれてます。

 
もう、めっちゃ乗り心地が良くて、
「店員さんありがとう!」と
思いながら、一日いい気分で
運転してました。

 

さて、超満足して、
帰りにガソリンスタンドによったところ
思いもよらないことが起こりました。
 

ガソリンが、
15リッター入ってしまった。

この日、50キロしか走ってません。
それなのに、15リッター。
燃費は3.5km/l。
もう、スポーツカー並みです。

後から調べましたが、
燃費の悪さでは随一と言われる
スーパーカーのランボルギーニが、
ちょうど3.5km/lぐらい走ります。

 
待って。これ
ハイブリッド車だよね(笑)

ガソリンのメーターも
ちゃんと満タンのままでした。

ガソリンスタンドの店員さんによると
タンク内に空気が溜まっていたようで、
ガソリンを満タンまで入れたと思っても
すぐに下がっていくという現象を
繰り返していたそうです。
 

とりあえず入ってしまったものは
しょうがないので(笑)、
ガソリン代を払いました。
ガソリン代を返せとまでは
思いませんでしたが、
車の故障だったらよくないので
車を戻す際に事情を説明。
 

するとどうやら、この車では
稀にそういうことが起こるそう。
メーターは満タンのままなので
チェックしきれないのだそうです。

たぶん、メーターが満タンだからと
前の利用者が給油しないまま
こっそり返した可能性が高いです。

ガソリン代は無事に
返金してもらえることになりました。

 
と、ここまでが
今日の話の前置きです(笑)
ここからが本題です。

 

ぼくにこの車を
すすめてくれた店員さんが
開口一番に言った言葉は、

「よかれと思ってお薦めしたのに、
 トラブルが出てしまい
 申し訳ありません!」

という、謝罪の言葉でした。

こうなってしまった理由を
先に説明することもできたはずです。
このケースでは、なんなら
店員さんも悪くありません。
(悪いのは前の利用者)

でも、この店員さんとしては、
自分が良かれと思って薦めた車で
トラブルが出たということで
かなり恐縮されていた様子でした。

なので、ぼくとしては
ドライブ自体は最高だったこと、
また借りたいことをお伝えしました。
 

店員さんが、常連であるぼくのために
半ばサービスで大きな車を貸してくれたのは
十分に承知していますし、
今回のできごとを申し訳ないと
思ってくれたのも
ありがたいなーと思いました。

お客さんであるぼくのことを
ちゃんと考えてくれていたからです。

真摯な対応にファンになりましたし、
関係性も詰めることができました。

 

「クレームは相手をファンに
 変えるチャンス」とよく言いますが、
まさにこれだなと思った出来事でした。

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