名刺のメールアドレスがGmailの人へ

from 成澤将士

 

「セールスライターの名刺を作りましょう。そうすればあなたも今日からセールスライターです」

これは「いつからセールスライターと名乗れば良いですか?」という質問の回答として結構有名なもの。

 

僕らの仕事は、医者のように資格が必要なわけでもないし、本人の決意や覚悟次第でいつでも名乗れるってことを端的に表した言葉だと思う。

 

そしてこの言葉を真に受けて、セールスライターの肩書で名刺を作り、せっせと交流会とかに出かけて名刺交換して仕事を探す。

これ自体は間違ってないと思うし、実際僕もそうしてきた。

 

当時は他に仕事の取り方なんて分からなかったし、言われた通りに実行してた。

面白いもので、名刺ができるとセルフイメージが変わって、前よりも積極的に行動できるようになったと思う。

 

当時の僕は初対面の人と話すのがあまり得意ではなかったので、交流会とかで名刺交換しても、なかなか仕事に繋がらなかった。

 

なので、逆に名刺に仕事をさせようと思った僕は「名刺は一番小さなセールスレター」の意識で、デザインを凝ってみたり、二つ折りや3つ折りの名刺に一杯メッセージを込めたり、反応を見ながら思いついたことを色々実行してみた。

 

名刺ならそんなにお金もかからなかったし、やりやすかったってのもあると思う。

 

そして名刺に必要な要素の中でも、連絡先としてメールアドレスは必要だよね。

そしてこのメールアドレスがGmailの人が、結構多い。

まあ、簡単に取得できて使い勝手も良いし、いいアイデアのように思える。

僕も起業当初はGmailでメールアドレスを作った。

 

でも、ハッキリ言って仕事を取りたいなら、名刺のメールアドレスはGmailにするべきではない。

 

僕は右も左も分からない、レターも大して書いたこともないうちに名刺を作ったけど、コピーの勉強をしていくうちに、

「あっ、これはGmail使っちゃダメかもしれない」と気付いた。

 

それはなぜか?

なぜだと思う?

 

それは、、

「信頼されないから」

 

交流会で会うのは、基本社長さんばっかりだ。

 

彼らから相談を受け、仕事を受注するという事は、逆に社長の視点で見ると、自分の会社の大事なお金を使い失敗の許されない勝負をするようなものだ。

テストという側面で多少の失敗は許されるとしても、結果を出さなければいけないことに変わりはない。

 

もしあなたが社長なら、どんな人に頼もうと思う?

 

その道のプロなら、自分のHPを持っていたり、ドメインを持っているのは当たり前。

名刺交換した社長さんたちの名刺を見てみればハッキリ分かる。

きっと誰一人(たまに特殊な人もいるけど・・)、Gmailしか連絡先がない人なんていないはずだ。

 

そう、彼らはそういう所もしっかり見ている。

 

メールアドレスがGmailの段階で

「ああ、こいつ素人に毛が生えた程度のやつだな・・・」

そう思われて信頼度が下がってしまえば、セカンドチャンスはもう来ない。

 

想像してみてほしい。もしあなたや大切な人が命に関わる病気をして、手術しなければいけないとなったら、、、

 

たまたま会ってちょっと医学をかじっただけの奴に、

「良ければ僕が手術しましょうか?失敗したらお金はいらないので」

って言われても、絶対頼まないよね?

 

そんなもん確実に医者に頼むだろうし、その中でも信頼できそうな人に頼るだろう。

 

大げさに言うと、これと同じことが名刺交換で起きているってこと。

 

考えてみれば当たり前の事なんだよね。

良いセールスレターに入れなきゃいけない要素ってのは、言い換えると「セールスに必要な要素」って事だから、当然対面でもその要素は変らない。

 

そして見込み客の信頼性を上げるのに必要な要素もさほど変わらない。

 

年間たった数千円で信頼性の第一関門を突破できるとしたら、安いもんだと思ったから、僕はこれに気付いた時に大急ぎでドメインを取った。

 

まあ、ドメインを取るってことは、屋号を考えたり、その流れで理念や自分の価値観と向き合ったりすることになるから、そういった意味でも初期にやって良かったと思う。

 

セールスライティングの勉強は、レターを書くためのものだけじゃない。

良いセールスレターの条件は、見込み客(相手側)からの視点をしっかり考慮しているもの。

つまりこれは、仕事を取るためにも使えるし、他にも色んなものに応用が利くと僕は思っている。

 

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