from: 藤村紀和
早いもので今年も終りですね。
一年間ありがとうございました。
あなたの2023年はいかがでしたでしょうか。
当初の目標は、遂げられましたでしょうか?
毎年恒例、今年の漢字が「税」、
政治家の裏金づくりが表面化し先々注目されます。
やるべき人がやるべきことをしなければ、
周りが不幸になりますね。
誰しも何かしらの”専門家”でしょうから、
他山の石として見たいものです。
そして選ぶ側の我々もしっかり見なければならんですな。
そこで、選挙のことを思い出しました。
……
「お騒がせしております、
このたび立候補した…
○○でございます 」
衆参両議員、都道府県や市町村の首長や議員の選挙で
よく聴くフレーズじゃないでしょうか。
投票日前日の土曜20時まで選挙カーが走り、
名前やお願いを連呼しますよね。
僕自身、過去に一部上場企業の
労働組合執行委員をやってまして、
組織内候補の運転手と
秘書のようなお手伝いをしました。
その週末土曜日にも。
選挙戦で最終日に必ず聞かれる、
このフレーズがでます。
「
最後のお願いにやってきました~
あとひと押し、○○町の皆様にお願いです、
○○○(候補者名)を男にしてください! 」
……そこで思ったんですよ。
え?なんで?
なんで私が、
あなたを男にしなければならないの?
…
そしてこれと同じようなことを、
商品やサービス売る時に
相手に対して起こしていませんか?
ということです。
興味のない相手に対して、
一生懸命売っていないだろか…
なぜ、俺なのだ??
という部分の、理由ですね。
候補者は
○○町の”みなさま” と言っている時点で、
誰それ構わずに訴えていて
「私に投票してください」
と “For me” になってます。
For meは受け入れられませんよね。
逆に、ここが納得できる説明付くと
一氣に掴むことができます。
選挙を例にとれば。
ここはなかなかハードルが難しいですね。
なんせ有権者のほとんどが、
「無関心」だからです。
そもそも候補者の人となりを
見る機会すら分かりません。
こんななかで、
結局判断する材料がなければ。
人が取る選択はこの2つなのかな…
と思いました。
その1.イメージで選ぶ
なんとなく良さそうだなぁ~
見た目がいいなぁ~、
ちゃんとしてそうだなぁ~
やる氣ありそうだなぁ~
候補者がポスターに力を入れる、
その理由がここにあります。
選ぶ側はその人の持つ過去イメージが
全てを決めてしまいます。
まぁ、正しい選択できませんよね…。
実際にノーヒントで投票所に行き、
投票用紙を渡され、
候補者の名前しかない一覧から…
「さぁ、選べ!」
これは至難の業です。
こうなってしまうと、
パターンその2.普段の習慣
が頼りになりそうです。
人ってそもそも
「分からないことは、やらない」
生き物なので、
ちょっとでも知っているものを選びがち。
そうすると、
候補者としては政策を身近なことに置き換え、
普段から「あなたと繋がってますよ」
を示すのが大事になります。
選挙の時っていつも
「選挙の時だけ、出てくるな…」
そんな印象ありませんか。
突然パッと出てきても受け入れられないからこそ、
日頃から積み上げでいきたいものです。
そして候補者を選ぶ側からすると、
こんなときに選択肢がないのは悲劇です。
なので商品ラインナップも、
最低限3~4つくらいの
レパートリー用意したいところですね。