From:吉田知也
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
この記事を読んでいる方の中には
今別な仕事をしていて
ライターになりたいと考えている人も
多いことでしょう。
今日の記事は、
もしかしたらそんな人の
お役に立てるかもしれません。
ビジネス系のメディアを読んでいると、
「リスキリング」っていう言葉が
時々出てきます。
簡単にいうと「学び直し」なんですが、
詳しい定義はこうです。
(リクルートワークス研究所より引用)
「新しい職業に就くために、
あるいは、今の職業で必要とされる
スキルの大幅な変化に適応するために、
必要なスキルを獲得する/させること」
つまり、
新しい仕事に対応するための
学び直しですね。
特に、新年の区切りですから
何か新しい学び直しを
考えてらっしゃる方も
いることでしょう。
ぼくもこれまでの人生で
何回か大きなリスキリングを
行ってきました。
今でこそ
マーケッター・セールスライターとして
仕事をさせてもらってますが、
30代は、全然違うことをやってました。
ゲーム会社で作曲の仕事をやっていたり
ラジオ局でディレクターをやってました。
完全に音の世界の人間です。
今に生きてるスキルも
けっこう多いですけどね。
ぼくだけじゃなく他の理事も全員、
最初からライターだったわけではありません。
ある意味全員「リスキリング」の経験者です。
そんな経験から、
リスキリングに一番大事なのは
「覚えるための努力」ではなく
「捨てる勇気」ではないかと思います。
過去のポジションやスキルに
執着していると、前には進めません。
ぼくの場合は
「家庭用ゲームの開発も、
ラジオ業界も、
どっちも斜陽産業だ」
という判断から、
自分の居場所を音の世界から
Webの世界に切り替えました。
今からちょうど10年前のことです。
でも、そう決断するまでの何年間か
グズグズしていた経験があります。
「将来危なそうだなー」という
ぼんやりとした危機感はあったのですが
音の仕事に対するこだわりも強く
なんとか続けたいと思っていました。
その結果、沈んでいく船に
ギリギリまで乗り続けることになり、
仕事を失ってしまったのです。
これが腹をくくる
きっかけになりました。
繋ぎで2年半ほど
普通のIT会社に勤めながら、
それと並行して
自分でブログを運営したり
WordPressの使い方を学んだり
スマホ向けのWebデザインを
いろいろ試したりしていました。
それが独立のきっかけを
作りましたし、
Webデザイナーになったあと
セールスライティングや
マーケティングのスキルを
身につけたことで、
今の新しいポジションを
築くことができました。
さらに、自分にとって
書くスキルが
最大の強みだということも
今のポジションまでやってきて
やっと気づくことができました。
あの時舵を切っていなければ
今も低迷した生活を
送っていたんだろうなと思います。
大きな決断には
痛みを伴うことも多いです。
ぼく自身もそうでした。
なので、
「どんどんリスキリングしちゃいなよー」
などと軽いことは言えないのですが、
自分の経験からいっても
先のことを考えたら
リスキリングのインパクトは
かなり大きいです。
もし今ライターへの
リスキリングを考えている人は、
「10年後、どうなっていたいのか?」
という将来のイメージを
しっかり膨らませると
決断の助けになるかもしれません。