苦手の克服を目標に立てた時の注意点

from 成澤将士

一月も半分過ぎたけど、あなたはどう過ごしてるかな?

1月は生活リズムの乱れや気温や乾燥で体調不良になりがちだから、お互い気をつけようね。

ちなみに風邪予防には、喉の乾燥を防ぐことと、あとは三首(首、手首、足首)を温めるのが僕のオススメの方法です。

 

さて、ここでちょっと去年を振り返ってみよう。

あなたにとって去年はどんな一年でしたか?

 

上手く行った事、行かなかった事、できた事、できなかった事、色々あるでしょう。

そして真面目なあなたは、きっと今年の目標を立てたりもしたハズ。

目標を立てることは前向きでとても素敵なことだよね。

 

そして「苦手なものを克服する」っていう目標を立てることも多いと思う。

 

これ自体は前向きでとても素晴らしいことだけど、大体が上手く行かないもの。

そして毎年同じような目標を立てたりしがち。

 

じゃあなぜ上手く行かないのか?

今日はこれについて話そうと思う。

 

人の意識には潜在意識(無意識)と顕在意識(自分で考えて、行動することができる意識)の2種類があるってことは、何となくでも聞いたことがあると思う。

んで、実はこの割合がミソで、潜在意識(無意識)は全体の約95%もあって、顕在意識はたったの5%程度しかないと言われている。

 

何でか分かんないけど、良いなって思うことや、何かイヤって思うことってあるでしょ?

 

これって、潜在意識、つまり全自分中95%以上がそう思っていて、残りの顕在意識がそれを言語化できていないだけにすぎないんだよね。

 

そして「苦手だけど、やらなきゃ」って状態は、例えるなら「脳内の多数決で95対5の圧倒的多数により反対されている」状態。

 

この状態で苦手を克服しようとしても、上手く行かなくて当たり前だよね。反対勢力が強すぎるもん。

 

 

じゃあ、苦手の克服は一生できないじゃん!って思うかもしれないけど、克服する方法はちゃんとある。

 

 

簡単に言えば、「無意識下で苦手だと思わない」ようにすれば良いだけ。

 

 

「いやいや、無意識はコントロールできないんだから無理じゃん?」って思うかもしれないけど、大丈夫。無意識を変える方法もちゃんとある。

 

 

一つは、「強烈な成功体験」

苦手だと思っていたものでも、むっちゃ上手く行ったとか、凄い楽しかったとか、プラスのイメージが強烈だと、無意識が一気に書き換えられて、その後は苦もなくできるようになる。

 

これは僕の経験談だけど、

僕は小さいころからレバーが本当に嫌いで、口に入れた瞬間に吐き出すくらいダメだった。

あの鉄っぽい味や独特のニオイ、食感、もう全部がダメなのよ。

 

でも、20代の頃にある焼き鳥屋さんで、先輩に「これは本当に美味しいから、ダメもとで試してみな?もうコレ食べてダメなら諦めて良いから」って言われて、先輩の圧力に屈し渋々鶏レバーを食べたら、まあそれがビックリするくらい美味しかったのよ。

そしたら不思議なことが起こって、その日を境にレバーがむっちゃ好きになった。

しかも、牛レバーも豚レバーも美味しいって思えるようになったからビックリ。

 

もう先輩ありがとうって感じだよね(笑)

 

他にも、僕は絶叫マシンが大の苦手だったんだけど、当時の彼女にせがまれて断れずに(見栄を張っって)ディズニーランドのスペースマウンテンに決死の覚悟で乗ったら、独特の横Gがバイクで走ってるみたいだなぁって思った瞬間から急に楽しくなっちゃて、それを境に絶叫マシン大好き人間に生まれ変わった。

 

まあ、こんな感じで強烈な成功体験は、無意識やセルフイメージを一瞬で書き換える。

 

 

とはいえ、そんな劇的な事なんてそうそう起きるもんじゃない。

 

でも安心してほしい。他の方法もちゃんとある。

 

 

それが、「反対勢力懐柔作戦」だ。

 

 

実は、何かを始めようとした時に当初の脳内会議で95対5で反対されたとしても、それを始めると数%がこっちの陣営に寝返るらしい。

だから、この数%ずつを懐柔することを繰り返していき、勢力図を徐々に塗り替えていきひっくり返そうっていう作戦。

 

ただ、この懐柔された奴らは優柔不断なので、ちょっとしたキッカケですぐに元の反対勢力に戻ってしまう。

 

それをさせないために、繰り返し懐柔(調教)していく必要がある。

 

 

そう、人はこれを「習慣化」と呼ぶのだ。

 

一般的には、3週間くらい続けると潜在意識が変わる(慣れる)と言われている。

 

だから、ラジオ体操カードのように手帳やカレンダーに印を付けて毎日チェックするのも良いし、20日続けたらご褒美とか、鼻先にニンジンをぶら下げても良い。

習慣になるまでは、懐柔作戦をコツコツ頑張ろう。

 

 

そしてこの懐柔作戦で重要なのは、「目標は具体的なものにする」ってこと。

 

例えば、「今年こそ痩せる!」みたいなのよりも、「毎月1キロずつ痩せて、5月末までにマイナス5キロ達成」みたいに、具体的な日付や数字を入れると良い。

 

さらに、「毎月1キロ痩せるためには、●●を始める」みたいな具体的な行動計画まであればバッチリ。

 

このように、あまり考えなくても目標を追いやすいように事前に用意をして、優柔不断な奴らでも動きやすい環境にしてあげるのが重要。

 

あとはそれを実行するために、環境を整えたり、実行せざるをえない状況に自らを置けば、もう目標は半分達成したようなもの。

そして進捗に合わせて定期的に目標の修正を加えていけば、もう完璧だ。

 

 

ちなみに、「毎日〇〇をする」的な計画を立てた場合、何らかの事情でそれができない日があるよね。

そんなことが起きると、一気にモチベーションが下がってやるのを止めちゃったりしがりだけど、実はそれが一番危ない。

 

なぜなら、「目標を達成できない」ことを繰り返すと、脳に「目標は達成できないもの」と無意識下でプログラムされてしまい、何を目標にしても失敗に向かうようになるんだよね。

 

ぶっちゃけ、1日それをやらなかったからって、反対勢力がまた元通りにリセットされるワケじゃないし、多少の足踏みや停滞があったとしても、またそこから続けていけば良いだけ。

最初よりもずっと楽なはずだし、計画は軌道修正ありきで考えた方が上手く行きやすいしね。

 

そんなわけで、最初の方は「目標は高く遠く」に設定するよりも、「背伸びしたら届くかも」くらいにして、それを達成することを繰り返しながら、自信を掴んで徐々にレベルアップしていくのが、一番おすすめの方法かな。

 

 

あなたの今年の目標は何ですか?

その目標達成のために、何をしますか?

 

僕はあなたの立てた目標や計画が達成されることを信じて応援します。

さあ、今年も頑張ろう!

 

PS:
人に宣言してやらざるをえない状況にすることも目標達成のテクニックの一つなので、良かったらコメント欄であなたの目標を教えてね。

「稼ぐ」スキルを身につけるJMWAオンラインスクール