こんなクライアントはお断り

From:昌子 幹

コピーライターにとって
クライアント獲得は
ライティングスキルと同じくらい
重要なテーマです。

どんなにライティングスキルが高くても
クライアントを獲得できなければ
事業として成り立ちませんからね。

とりわけ、独立当初は
一つでも多くの案件を取りたいのが
正直なところでしょう。

でも、仕事をくれるからと言って
どんなクライアントの案件でも受けていると
後で痛い目に合うことがあります。

その一つが、価値観やポリシーの合わない
クライアントと仕事をすることです。

これは辛いです。

「一人でも多くの人に
このクライアントや
商品のことを知ってもらいたい」

という気持ちが起きないレターを書くことほど
コピーライターとして辛いことはありませんし、

そういったクライアントの場合
大概、後々揉めることになります。

そういった精神的な負担や
無駄なことにかける労力を考えると
どんなに報酬が高くても
結果的に割りが合わなくなります。

なので僕は、最初の打ち合わせの時点で
「あ、この人は合わないな」
と思ったらお断りすることにしています。

先日も、ある新規案件をお断りしました。

2、3時間ほどかけて
ヒアリングをしていたのですが
途中から「これは無理だな」
と思いました。

なぜか?

その最大の理由は
顧客視点が全くなかったからです。

その商品が解決する顧客の問題や悩みは何ですか?
その商品を使ったらどんな結果が得られるんですか?
他に同じような商品がたくさんあるのに
なぜあなたの商品を選ばないといけないんですか?
あなたがそのビジネスをやっている
お金以外の理由は何ですか?

と聞いていっても
一向にまともに答えられない。

それどころか、
「あれを売りたい、これを売りたい」
の一点張り。

要は「いかに楽して儲けるか?」
ということしか考えてないんですね。

とてもではないけど
一緒に仕事はできないと判断して
その場でお断りしました。

まあ、これほどひどい例も珍しんですが、
これと似たようなことはたまにあります。

僕も独立して最初の頃は
初回の打合せで多少違和感を感じても
食べていくために仕事を受けていたのですが
結局ろくなことにならないので
最近はそういった時にはお断りすることにしています。

ただ、その時に重要なのは
仕事を受ける基準を明確にしておくこと。

どんな仕事、相手なら受けて、
どんな仕事、相手なら断るか。

そのためには、自分の価値観や
ポリシーを明確にしておく必要があります。

クライアント獲得は確かに重要ですが、
この作業をしないまま
ダボハゼ式に営業や集客をしても
痛い目を見ることがあるので
お気をつけください。

昌子 幹