from 成澤将士
先日、家の近くのパスタ屋さんで夕食を食べた時のこと。
そのパスタ屋さんは生パスタが自慢のお店でもう10年近く通っているんだけど、ここ何年かは僕が頼むメニューもだいたい決まっていて、自分好みのもの3種類の中から、その日の気分で決めてる感じ。
一応毎回メニューに目を通すし、キャンペーン商品なんかも気にはなるんだけど、結局いつものに落ち着いちゃうんだよね。
保守的って見られるかもだけど、そもそも僕がそのお店に行く時って、「今日はこのパスタが食べたい」って思い立ってお店に行く感じだから、他に興味がないだけなんだけどね(笑)
なので先日行ったときも、何を頼むかは決まっていたんだけど、席についてメニューを開いた結果、ついに何年かぶりでいつもと違う商品を頼んでしまった。
ここ数年浮気することなく同じメニューを頼み、それで満足していて、さらにそれを食べるために来店したにも関わらず、僕はなぜ浮気をしたのか?
それは、、、
メニュー名が変わっていたから。
え、そんなこと?って思うかもしれない。
でも事実なんだよね。
いままでは、
「ベーコンとホウレンソウの和風ペペロンチーノ」みたいな感じだったのが、
「吊るしベーコンと朝採れほうれん草の出汁醤油ペペロンチーノ」みたいに変わってたの。
吊るしベーコンはなんか響きだけで希少性あって美味そうだし、朝採れほうれん草は瑞々しくて美味しそうだし、出汁醬油の美味さとペペロンチーノのニンニクの香ばしさが絡んだパスタはとっても良い感じ。
なんか、むっちゃ美味しそうじゃない?
んで、つい頼んでしまった。もともとはカルボナーラを食べるつもりだったのに(笑)
んで、実際食べてみたら美味かったし何の不満もないんだけど、おそらく商品自体は昔食べた時と変わってない。
つまり、メニュー名が変わっただけ。
でも魅力は倍増してるんだよね。じゃなきゃ頼んでないもん。
ネーミングがいかに重要かは前に昌子さんも【爆売れネーミング。秘密のテクニック】って話しを書いているけど、たかがネーミング、されどネーミング。
っていうか、ネーミング次第で売り上げも売れ筋も変わっちゃう。
優秀なところは、このネーミングを上手く使って人気商品を作り出したり、利益率の高い商品を意図的に売れ筋にしたりしてる。
ネーミングにはそれだけ顧客心理に大きな影響力があるってことだね。
マーケティングやライティングの勉強って、本や教材を見たりのインプットは当たり前だけど、こんな感じで「なぜ自分がそれを選んだのか?」とか「なぜこう書いてあるのか?」とかを客観的に分析するだけでも、顧客心理や売るためのテクニックの勉強になるし、こうしたリアルな実例を肌で感じながら色々インプットしていくことでも、知識や使えるテクニックも確実に増えていく。
小さな気づきでも、積み重なれば大きな変化にや成長に繋がっていくのは間違いない。
日常の買い物やお出かけや食事も、テレビや動画視聴みたいな娯楽も、ネットショッピングも、すべては意識の持ちようで学ぶべきポイントってあると思うんだよね。
ってことで、アンテナを張りつつ、今週も頑張りましょう!