クライアントさんのいうことをそのまま信じてはいけない理由

From:吉田知也

先日、ぼくのところに
旧知の社長さんから
ある依頼がありました。

ダイレクト出版の本も
たくさん読まれていて
マーケティングにも
多少関心のある方です。

いわく、

「Facebook広告で
新規の見込客を
獲得したいのだが、
自分で出したら
うまくいかなかった。
広告を作り直してくれないか」

とのこと。

頼られるのは
嬉しいことなのですが、

こういう時に
「はい、わかりました!」と
すぐに広告を作るのは、
ちょっと待ってください。

実は、問題が
そこじゃない場合も
けっこう多い。

お客さんが考えている原因が
必ずしも問題の根本ではない、
というケースは非常に多いです。

まず、この社長さんが言う
「Facebook広告が
うまくいかなかった」というのも

・広告がよくなくて、クリックされなかったのか?
・広告はクリックされたが、LPで離脱したのか?

という問題があります。
これは広告の出稿結果を見れば
分かります。

広告がまったくクリック
されていなかったなら、
確かに広告を改善する必要があります。

広告はそこそこクリックされていたのに
LPがダメだった場合は、
事態がもうちょっと複雑です。

・広告の内容とLPの内容がマッチしていないのか?
・内容に興味を持たれていないのか?
・内容は良くてもオファーが弱いのか?
・申し込みや登録がめんどくさいのか?

みたいな感じで、
どの段階に問題があるか
考えないといけないことが
けっこうあります。

これらの要因全てが、
マーケティングに
あまり明るくない人からすれば、

表面的に一言で表現すると
「広告がうまくいかなかった」
ということになってしまいます。

ぼくたちセールスライターは
「なぜうまくいかなかったのか」を
分析し、改善する必要があります。

ドクターと同じですね。
患者さんが感じているのは
「咳が出る」という症状でも
風邪なのか、肺炎なのか、
それとも何か別な病気なのかを
判断しないと薬の出しようがありません、

結局、この社長さんの場合も
FB広告よりも
オプトインのLPの方が
改善の優先度が高そうだということで
LPを作り直すことになりました。

クライアントさんの言葉を
そのまま受け取らず、
しっかり診断できるように
なりましょう。

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