【タイプ別】書き方のクセ解消法~その2~

from 成澤将士

今日は前回の続きになるんだけど、「書いている内容は悪くないんだけど、書き方がちょっと」・・・っていうイマイチなレターに共通する「書き方のクセ」というか傾向について。

こういう「クセ」って、かなり意識したり人に言われたりしないと気付かないものだから、ついつい自分がやっちゃてる時があるのに気づいていない場合が多い。

なので、自分はどっちだろう?みたいな視点で見ていくと何か気づきがあるかもしれない。

 

前回は1つめのタイプとして【理論スッ飛ばし型】について話したけど、今回は2つめのタイプについて傾向と対策について話そうと思う。

 

タイプ2【上から目線型】

このタイプの人は、男性や左脳型など「理論派」の人に多い。

基本的に物事を順序立てて考えるので、ストーリーボードなど話の構成を組み立てるのはわりと上手な人が多い。

 

一方で、このタイプの人は話を簡潔にまとめるのが苦手な場合が多く、基本的に話が「長い」傾向がある。

 

そして、自分の考えている理論や理屈通りに話を持っていきたいがゆえに、大抵の場合途中から自分の主張が要点となってしまい、その結果、書いたレターが誰向けか分からなくなるケースが多い。

なので、せっかく書く前に設定したはずのペルソナが、レターの入り口にだけいて、話が進むにしたがって消滅する。

これを僕は「ペルソナ失踪事件」といつも呼ぶんだけど、ホントに結構な頻度で失踪するんだよね。

そして残念なことに失踪したペルソナはもう二度と見つからない。

 

この手のタイプに共通するんだけど、どうもペルソナの感情の深掘りや共感がちょっと苦手な場合が多いように思う。

だからペルソナに合わせたベネフィットも上手く書けないケースがままある。

 

でも、書いてて自分でも何か「弱い」って感じるから、それを補うためにさらに理論武装をしていく。

こうしてさらにレターと説明と説得が長くなる。

 

んで、この手のレターの共通点として、読んでいて「上から目線」に感じることが多い。

 

話の軸が「説明や説得」を中心に回っているから、読み手側からすると、共感する間もなく一方的に情報を押し付けられているように感じて、なんかキツイ印象になっちゃうんだよね。

 

これは俗にいう「meメッセージ(私はこう思っている)」が強すぎる状態。

だからそれを「youメッセージ(あなたにとってこうじゃない?)」に意識的に変換していく必要がある。

 

克服方法としては、何かを説明するときに、そのジャンルの事を何も知らない人や子供とかに分かりやすく話す練習がオススメ。

簡潔に要点を絞り、かつ興味を持たせるように話すのって、結構難しいから良いトレーニングになると思う。

書いたレターを奥さんや子供に読んでもらって、分かりやすいかどうかだけ聞くのもgood。

 

あとは、人が書いたレターやスワイプファイルを読んで、そのレターからペルソナを書き出す練習もオススメする。

良いレターは、しっかりとペルソナがいてその人をベースに話が進んでいくわけだから、それを読み解きながらペルソナを組み立てていくと、「なぜこの言い回しをしているのか?」とか、「なぜこの順番で話しているのか?」とか、レターに隠された色んな「感情」や「狙い」なんかも見えてくるようになる。

 

あとは、

「書き手に自我は不要」ってことを肝に銘じよう。

書き手側の「自分はこう思う」なんて視点はいらない。

読み手にとってどうなのか?

一番大事なのはそこだから、書いたレターはそんな視点で客観的に見直してみると良いんじゃないかな。

 

残る1つは、また次回。

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