セールスレターの価値を高める方法

From:昌子 幹

つい先日のこと。

以前セールスレターを納品した
あるクライアントから
ターゲットを変えたレターを
作って欲しいという依頼がありました。

それはいいんですが、
イラッときたのはその後の一言。

「ターゲット変えるだけなんで
ちゃちゃっとできますよね?」



「コピーライティングをなめんなよ。。」

正直、そう思いました。

ターゲットを変えるとなったら
ターゲットリサーチやマーケットリサーチを
一からやらないといけないわけで、
とてもではないですが
ちゃちゃっとできるようなものではないのです。

にもかかわらず、
コピーライティングっていうと
単に文章を書くだけと思っている人って
いまだに多くいるんですよね。

作業時間の半分以上を
リサーチに使っているなんて
ほとんどの人は知らないのです。

だから、今回のような発言をされるし
「なんでセールスレターってそんなに高いの?」
みたいな反応をされることもあるわけです。

まあ、これは僕らの責任でもあるんですが、
どんな工程を経て一つのセールスレターが完成するのかを
もっとしっかりアピールしていかないといけないなと。

例えば、以前、
テレビでピアノについて紹介している
情報番組をたまたま見る機会がありました。

僕にとってピアノは
「すごく値段が高いもの」
くらいの印象しかありませんでした。

ところが、番組を見終わった時には
「ピアノ、安っ!」
と印象が180度変わっていました。

なぜ、こんなに印象が変わってしまったのか?

それは、ピアノの製造工程を
番組内で紹介していたからです。

詳しい内容は覚えていませんが、
簡単に言うと、
世界各地から厳選された材料を集めて
何年もかけながら職人が手間暇かけて
完成に至ると、、、

これを知ったことで、
それまで「高い!」と思っていたものが
いとも簡単に「安い!」に変わったわけです。

コピーライティングも同じです。

例えば、クライアントに
セールスレター1本
30万円で提示したとしましょう。

DRMを知らないクライアントはもちろん、
DRMを知っているクライアントでさえ
「高い」と思うことは
少なくないと思います。

でも、ライティングの工程を
細分化して説明したらどうでしょう?

リサーチ

企画・コンセプト(アイデア)メイク

ヘッドライン

ボディコピー

編集

セールスレターが出来上がるまでには
最低でもこれくらいの工程があるわけですが、

よく考えてみれば、
それぞれの工程だけでも価値があるし、
実際、それだけでビジネスを
している会社もありますよね?

例えば、リサーチだったら
リサーチ会社があるわけです。

で、リサーチ会社に同じことを頼めば
それだけで何十万円単位の金額になるでしょう。

企画やコンセプトメイク、
ボディコピー、編集だってそうです。

ヘッドラインに至っては
イメージコピーのキャッチコピーなら
それだけで何百万単位になる場合もあるのは
あなたも知っての通りです。

と考えると、セールスレター1本
30万円なんて、高いどころか
安すぎるくらいだと思いませんか?

しかも、実際にはもっと多くの
工程を踏んでいるわけです。

例えば、リサーチひとつとっても

・顧客リサーチ
・クライアントリサーチ
・商品リサーチ
・マーケットリサーチ

といった具合に細分化されます。

もっと言うなら、
顧客リサーチをビデオで撮って
それを編集することで
セールスレター以外でも使える
販促物が出来てしまいます。

リサーチの結果をもとに
新たな商品アイデアが
生まれるかもしれません。

ただし、問題なのは

「ほとんどのクライアントは
そんなことは知らない」

ということです。

クライアントの眼に映るのは
紙に文字が書いてあるだけの
1枚のセールスレターでしか
ないわけです。

そら、高いと思われても
しょうがないですよね?

じゃあ、どうするか?

言うまでもありません。

クライアントに説明する時、
あるいは、あなたのHPなどでも
セールスレターが出来上がるまでの
工程を詳しく伝える。

そして、なぜそれが必要なのかを
伝えるってことは、とても
重要な意味を持ってくると思います。

これは、単に価値を高めるだけでなく
信頼性の確立にもつながりますし、

高額の商品やサービスを売る
セールスレターにも応用できます。

ぜひ、取り入れてみることをお勧めします。

それでは、また。

昌子 幹

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