オープニングのコピーでよく使われる型として
「あなたは、こんなことで悩んでいませんか?」
というフレーズがあるじゃないですか。
悩みだけじゃなくて、疑問や苦労についてでも同じですが、
この一文だけで『え?どんなこと??』
って興味を引き、続きを読んでもらいやすくなります。
しかし、ここで安心してはいけませんよ。
なぜなら、
その後に続く内容こそが最も重要だからです。
ここを「よくある悩み」が並ぶだけの
適当且つありきたりな内容にしちゃダメです。
例えば、
・体重が気になる
・お腹周りの脂肪が落ちない
・薄毛が気になる
・シミが増えてきた
・学校の成績が悪い
・自分の時間がない
いや、これらは確かに悩みではあるし間違いではありません。
でも漠然としすぎていませんか?
コンビニや薬局で見かける広告と大差がない。
もし読者が「お腹の脂肪を取るサプリを買おう!」と決めて
薬局に行く途中なら、こうしたコピーでも目に留まるでしょう。
しかし、私たちが相手にしているのは、
ついさっきまで全く別のことを考えていた、
もしくは何も考えていなかった人たちです。
そんな人に、どこにでもあるような言葉を並べても、
興味を引き続けることはできません。
だからこそ、ターゲットの「超具体的な」悩みや問題、
願望をしっかりと掘り下げる必要があります。
ちょうど最近、クラウドファンディングサイトで、
睡眠時無呼吸症候群が気になる人向けのアイテムを支援しました。
このアイテムの支援額を先ほど見てみたら、、、
なんと、、、
その額、
1千8百万円!!!
すごいな。
このサイトも「こんなお悩みありませんか?」
で始まり、その後には睡眠時無呼吸症候群の症状を書いています。
自分は
「日中集中力が続かない」(まぁいつもなんですが)
「最近寝ても疲れが取れない」
がヒットしました。
それにちょうど耳鼻科の受診から
睡眠時無呼吸症候群の簡易計測キットを使ったんです。
きっとリサーチをきっちりとしたんでしょうね。
これを見て有効かな?と思ったのが、
やはり「体験談」は強いです。
悩みが超具体的に出せます。
しかし多くのセールスライターは、
クライアントのお客さんに直接インタビューする機会は多くありません。
クライアント自身も、
自社のお客さんが何に悩んでいるのかを
正確に把握していないことも珍しくない。
そんな時には「お客さんの声」、
そして
・直接競合(同じ商品・サービス)
・間接競合(類似の問題を解決する商品・サービス)
の両方をリサーチしてみましょう。
さらに、ただの口コミではなく
「Before-After」が書かれたものを探します。
なぜなら、
Beforeの部分には、
お客さんがどんな悩みを持っていたのかが
具体的に書かれているからです。
Afterの部分が、自分が扱う商品と
完全に一致していなくても問題ありません。
むしろ、
「こういうベネフィットもあるのか!」
と新たな発見があることもあります。
リサーチしにくいジャンルもありますが、
視点を広げて探せば、思わぬ情報が見つかるもの。
そして、それを活用することで、
「あなたはこんなことで悩んでいませんか?」の後に
本当に刺さる悩みを提示できるようになります。
オープニングのコピーが強くなると、
その後の展開もぐっとスムーズになりますから、
ここは頑張りどころですね。