新しいお客さんを取る気なら、出し惜しみするべからず

from: 藤村紀和

 

とあることがきっかけで、
法人契約している保養所の利用が出来るようになりました。

 

企業の福利厚生としてよく使われてまして、
旅館やホテルが会員価格で泊れます。

 

新規登録することで使用できるようになるそうです。

 

 

さっそく価格を調べてみました。
市価の1割引きくらいですね。
言うほど安い価格設定ではない感じ。

 

そして、ちょうど新規登録キャンペーンをしていました。
表示価格からさらに2千円安くなるクーポン券です。

 

どこかの週末に利用してみようかと思い、
登録画面を見ていると、

 

なーーんと

 

注意書きが数点書かれています…

 

 

その中で極め付きがありました。

“初めての利用かつ大人3人利用が条件”…

 

新規登録って、新たにお客さんを掴みたいわけですよね。

それなのに、なんでこんなキビシイ条件を設定するんだろう?
と、興醒めしてしまいました。

大人3人で旅行なんて、そうそう行かないですよ。

 

 

新たに顧客を掴みたいなら、
まず足を運んでもらい、試していただき、
そこで良さを感じて貰う必要があります。

 

それなのに出し惜しみなのか、
ヘンテコな条件を設けていることに本気さを感じられませんでした。

 

 

 

逆に先日、ある企業の無料ウェビナーに登録したとき、
(と言っても録画配信ですが)
登録後に無料のコンテンツダウンロードページが出ました。

 

そこには、

「自ら学ばない社員の、学ばないその理由とは?」
「若手が育たない会社の、とある共通点がこれ」
「集合方研修をしても徒労に終わる落とし穴」

と、興味を引く内容が目白押しです。

 

これでもかー、これでもかって押してくるものの、
内容が一貫して「社員教育の困り事」に照準しています。

しかも読みやすいよう漫画で。
もちろん最後にこの企業を選んでもらうような
展開にはなっていますが笑

 

だから一番最初の取っ掛かりは、
とにかく相手が必要なものをGIVEして欲しいんですね。

新規客を取るなら、思い切った特典を付けた方がいいんです。
そして来てくれた人を思いっきりもてなした方が良いです。

 

ただ注意点がひとつ。

 

これは良いモノだ!と言っても、

その後に届けたい商品や価値観やコンセプトに合致する
取っ掛かりにしないといけませんね。

 

住宅展示場のイベントなんかは、よく子どもが喜びそうな
催しやオマケで誘ってきますが、

お家を購入したい家族の訴求とちょっと方向性が違うよなぁ……
なんて思うことがあります。

 

そうするとそのオマケだけが欲しい人がたくさん来てしまう。
その後の導線も考えたうえで、魅力的な「入り口」を設けましょう!

 

 

 

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