お客さんに合った「濃さ」で情報を提供するには

From:吉田知也
 

ライティングをしていると、
コンテンツマーケティング等で
何らかのことを調べて
それを記事にする、
ということも多いです。

 

世に流れている情報には
「1次情報」と
「2次情報」というのがあります。
 

本人が見聞きしたことや
体験したことを
直接伝えているものは
1次情報です。

この1次情報を元に
何かを書いたり
それをまとめたりしたら
2次情報です。

 

たとえば、以前のぼくの記事で
ライターの視点から
地方と東京の感覚差について
考えると言う記事をアップしたことがあります。

ライターの視点から、地方と東京の感覚差みたいなものについて考える

これは、札幌にも東京にも
住んだことがある自らの体験談を
元にしているので、1次情報です。
 

もしあなたがライターで
「地方と東京の感覚差について
 記事を書いてください」と言われ、
自分では両方に住んだことはないけど
先ほどの記事を参考にして
書いたとしたら、それは2次情報です。

  

YouTubeをやっている人には
さまざまな専門家がいますが、
自分の経験や知見から
じぶんなりのコツを話したら
1次情報です。

いっぽう、YouTubeでは
本の内容をまとめた
動画なんかも人気ですよね。
これは2次情報です。
 
 
どちらが良い、悪いという
話ではないのですが、
こんな感じで、
世の中に流れている情報には
1次情報と2次情報があります。

 

1次情報というのは
お酒でたとえると
アルコール度数の高い
原酒のようなものです。

売れてるビジネス書を
実際に本屋で
パラパラとめくってみたら
すごく難解そうな内容だった、
なんてことありますよね。

1次情報には、たくさんの
濃い情報が詰まっていて
とても有益なのですが、
その分受け手にも
内容の解釈力が求められます。

平たくいうと、読みづらかったり
とっつきづらかったり
することがあります。
アルコール度数が高すぎて
スッとは飲み込みづらいのです(笑)

 

いっぽう2次情報は、
上との比較で強引にたとえれば、
飲みやすいように薄めて
甘い味をつけた
カクテルのようなものです。

この1次情報を整理して
より大事なところや
面白そうなところを
分かりやすくピックアップします。

とっつきやすさを優先するために
大事な部分を大幅に
はしょることもあるので
多くを学ぶことはできない
可能性もありますが、
興味づけには役立ちます。
 

ちなみにビジネス書も、
読みやすいなと感じる本の中には
2次情報で構成されているものも多いです。

 

本質的には
1次情報の価値がいちばん高いです。
その人の経験してきたことには
多くの情報が含まれています。

ただ、その分野に
明るくない人にとって
最初から1次情報にあたるという行為は
ハードルが高くなることも多いです。
 

なので、
最初は甘いカクテルで
お酒の味や楽しみを覚えてもらい
そこから少しずつ
原酒も楽しめるようにしていく、
みたいなイメージで
情報を提供していくと
良いんじゃないかと思っています。
 

もちろん、
1次情報を持っている本人が
エッセンスを薄めて2次情報風に
加工するのもアリです。
 

どちらが良い、悪いと
いうことではありませんが、
ペルソナとする相手の
知識量や温度感によって
こうしたことを意識して情報提供すると
より届きやすい記事になります。
うまく使い分けましょう。

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