あれこれ、手を出し過ぎ・やり過ぎてませんか??

from: 藤村 紀和

 

早いもので、もう10月も終わり。
今年もあと2か月なんですよね。

あなたもきっと多忙な毎日をお過ごしでしょう。

 

 

そんな日常で、
毎日「重要でないのに緊急対応」なことに
時間を費やしていませんか?

 

重要かつ緊急なことに取り組むのは最優先なんですが
数年先を見据えた手を打てているかどうか、
これが最も重要です。

 

ものごとを発展させるためには、
自身の資源(特に時間とお金ですね)を
緊急ではないけれど重要なことに割こう
といいます。

 

そう、選択と集中。

 

この大事さを歴史上の出来事を例に取ってみます。

戦国時代にあった、桶狭間の戦い。
織田信長の鮮烈的な全国デビューでした。

 

教科書に書いてあるのが、

強大で圧倒的兵数を持つ今川軍に対し
少ない兵力を集中して討ち果たした

という内容ですが、
今回はその相手である今川家のお話。

 

 

「東海一の弓取り」と誉れ高き武将だった、今川義元。
今までは太って軟弱な公家かぶれで描かれてましたが、
実像は家格の高さによって輿や鉄漿が認められた、
数少ない高貴かつ有能な大名でした。
足利将軍の継承権も持つ名門です。

 

そんなオヤジの跡取りである今川氏真。
無能で政治を顧みないトホホな武将扱いです。

 

当時今川家は、駿河・遠江・三河を治める大大名。
しかし当主である義元が討たれたあとは
事業の承継と同時に存亡の危機に直面します。

 

 

周りには当代きっての有能な大名がいます。
西には織田信長、東には北条氏康、
北には武田信玄、上杉謙信…
桶狭間で大きく減らしてしまった戦力と財力を
上手に使う必要に迫られました。

 

しかも三河では従属していた松平元康(徳川家康)が
周辺の国人とともに独立を図ろうとします。

三州錯乱と呼ばれる反乱に、隣国遠江でも
今川家離反の動きが拡がりました。

 

 

ここで氏真はまず、
本拠地の駿河周辺を安定させる戦略を外交で取り、
三河を思い切って放棄して戦力を遠江に集中して
反乱を抑え込むことに成功しました。

その後は内政に取り組み、
信長よりも早く楽市を作っています。

 

 

こうして今川家の存続を進めていきます。

 

ただこの選択と集中よりも上回る武田信玄によって、
攻略されてしまいました。

 

信玄は駿河を取るために、
今川との同盟を破棄して織田家と同盟し、
氏真の妹婿である嫡子義信を自死させてまで
駿河を取りにきたんですね。
(結局取られてしまいました)

 

 

選択と集中も徹底的にやる必要ありってことですね。

 

 

セールスライターであれば、
見込み客に購入や申し込み等「行動させる」ための導線に
必要なものすべてを作成するのが仕事です。

LPやHP、メルマガやステップメール、
動画などの構成からライティングもすれば、
マーケティングやセールスプロセスの構築もします。

 

 

先ずは選択と集中で得意となる軸を作るのがいいですよね。

 

WEBライターでも得意ジャンルをつくって
そこに選択と集中をしていけば、
リサーチもライティングもさくさく進むことでしょう。

 

労働集約型の仕事では投じた時間がお金になりますから、
楽しく短時間で成果を出せる工夫をしていきたいですね。

【参考記事】WEBライターとセールスライターの違い

 

 

追伸)
実は今川氏真のその後も選択と集中の人生で成功します。
彼は武将としての自分を捨て、得意な文化人要素に集中し
最後は明治時代まで家を残したんですね。

選択と集中、効果ありです。

 

 

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