from 成澤将士
あなたは探偵ナイトスクープってTV番組知ってる?
恐らく関西圏では知らない人がいない程の超メジャーな番組。
僕は東北出身だから知らなかったんだけど、上京してきてからすっかりハマった。
以前、そのナイトスクープで、むっちゃ泣いちゃった話がある。
それが【23年間会話のない夫婦】ってやつ。
依頼人は18歳の男の子なんだけど、物心ついてからただの一度も両親が会話をしているのを見たことがないそう。
彼の姉2人も物心ついた時から両親が会話をしているのを見たことがないそう。
ちなみに、お父さんは子供達には普通に話しかけるし会話もする。
だから話せないわけじゃない。
そしてお母さんはお父さんに毎日それはけなげに話しかけている。
でも、お父さんからの返事や会話がない状態。
一体なにが理由でそうなったのかはお母さん含め誰も知らない。
知っているのはお父さんだけ。
もうすぐお父さんが定年退職するから、このままじゃ熟年離婚しちゃうんじゃないか、、、
そう心配になって、何とかしたいって思った息子さんが探偵さんに依頼したらしい。
はたして両親は23年ぶりに会話をすることができたのか?
そして会話をしなくなったある理由とは一体何だったのか?
涙なしには見られない、その気になる結果は、、、
下にその顛末をまとめたURLを張っとくので、興味があったら見てほしい。
僕はこれを見て泣いちゃったんだけど、何で僕は泣いたのか?
それは、全員に感情移入しちゃったから。
お父さんの立場、
お母さんの立場、
子供たちの立場、
事実はただ一つなのに、それぞれの立ち位置で見えているものが違う。
でもどの立ち位置にも愛があって、それが自分や家族と重なったりして、あらゆる角度から共感の波が押し寄せて、そして涙腺崩壊したんだと思う。
セールスライターは人の心を動かす仕事。
だからセールスレターに向こう側にいる人がどんな気持ちなのか?
その人の立場になって共感できる、そういう能力が必要だと思う。
僕はもともとそういうのが苦手だった。
でも、こういうのって後天的にでも少しずつでも身に付いていくんだね。
よく「年を取ると涙腺がゆるくなる」なんて言うけれど、
それって色んな人を見てきて、
色んな事を経験してきて、
色んな共感が出来るようになった、
きっとそういう事なんじゃないかな。
僕は良いセールスライターになるための必要な条件が1つだけあるとしたら、それは「思いやり」だと思う。
思いやりを持って相手の立場で考える。
これができれば、業界用語で言う「ラポール(共感)」が見つけられる。
ラポールを見つけられれば、必ず良いレターが書けるようになってくる。
リサーチは、悩みや望みだけでなく、この「ラポール」を見つけることが重要。
いまいちレターがパッとしないと思ったら、「ラポール」があるかどうかを確認してみることをおススメする。
PS、
顛末が載っている記事のリンクを貼っときます。