From:成澤将士
いきなりだけど
「うんこドリル」って知ってます?
正確には「うんこ漢字ドリル」
文響社から発売されている学習書。
このドリル、小学1年生から6年生までに
学ぶ全ての漢字の例文3018個全てに、
うんこを使うという今までにないもの。
そして今、むっちゃ売れている。
対象年齢が小学1年生~6年生ながら、
「日本一楽しい漢字ドリル」だと
話題が話題を呼び、
なんと発売からわずか2カ月で
220万部を突破する大ヒット!
気になる中身がどんなのかというと、、、
【「予」という漢字の例文】
・予約していたうんこを取りに来ました。
・この予算では、うんこが買えない。
・天気予ほうで、見たこともないうんこマークが出た。
全部がこんな感じでふざけている。
しかし個人的には嫌いじゃない。
というかむしろ好き(笑)
なぜこんなに下品で風変わりなドリルが
小学生に大人気なのか?
それはきっと単純な答えで、
小学生はみんな、うんこが好きだから。
思い返してみたら、小学生の頃は僕も
「うんこ、うんこ」叫んでたもん(笑)
しかも例文が秀逸。
状況を想像しただけで、
大人が見ても思わず笑っちゃう。
子供ならきっと爆笑だろう。
このドリルの凄い所は、ちゃんと
子供の心理を分かっている所だと思う。
子供は基本勉強嫌いなもの。
「漢字の勉強しなさい!」って言われても
普通はやりたくないし、
やるにしても、渋々って感じだろう。
でも、うんこドリルは違う。
子供が喜んでドリルを開き、
楽しみながら勉強をするのだ。
楽しみながら学ぶんだから
当然学習効果も高い。
このドリルを作った人は本当に
凄い人だと僕は思う。
このうんこドリルが売れたポイントは
「光の当て方」つまり「アイデア」だろう。
当たり前をいかに面白くするか?
どうやったらターゲットに刺さるか?
これって、セールスレターも
一緒じゃないだろうか?
実際、良く書けてはいるし、
流れ的に指摘するべき欠点もない。
でも全く心が動かない、つまり
「行動する気が起きない」レターがある。
それらは、ただ当たり前のことを
つらつらと書いてあるだけで、
いくら読んでもワクワクしない。
厳しい言い方をすると、つまらない。
ある高名なライターが言っていた。
【つまらないことは「罪」だ】と。
でも、同じ商品のレターでも、
光の当て方を変えるだけで
魅力的なレターになったりする。
これが「ビックアイデア」と呼ばれるもの。
仮に欠点だって、光の当て方を
変えれば十分魅力的に映る。
そしてこれは売れるレターの
「肝」の部分であることは間違いない。
これが決まらないのに書き出すから、
どうにもしっくり来ないレターになる。
もし、ビックアイデアが見つからなくて
レターが書けずに煮詰まった時は、
このうんこドリルの話を思い出してほしい。
少し俯瞰で見れば、アイデアは
意外と転がっているものだ。
PS
でも、アイデアに詰まったからって、
セールスレターでうんこを使うことはおススメしない。
たぶんクライアントにマジ切れされる(笑)